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マルハナバチと昆虫産業

【昆虫産業―Insect Industory】
 1970年代から昆虫を利用した産業を昆虫産業と呼び、食品から医療品、工業製品まで用途は多角化しています。

 近年ではカイコの生糸から抗生物質を生産するという画期的な方法が開発されました。
 このように昆虫の持つユニークな性質を産業に利用しようという試みは加速しています。


【世界三大益虫】
 ミツバチは蜂蜜、カイコは生糸、ラックカイガラムシは赤色の染料(ラッカー)を生産する昆虫として古くから産業に利用されています。これらは「世界三大益虫」と呼ばれています。
 
 右の写真はブラジルでプロポリスを集めるミツバチです。

【20世紀最後の画期的農業技術―マルハナバチ受粉】
 これまで、ミツバチ、カイコ、カイガラムシを世界三大益虫と世呼び、昆虫産業の中核的な益虫と認識されてきました。

 1990年代に始まったマルハナバチの受粉利用は、4番目の益虫として非常に評価されており、20世紀最後の画期的農業技術としての地位を確立しています。数年後には、世界四大益虫として語り継がれることになるでしょう。

 日本以外の国では、減少するミツバチの代わりに野外の作物に利用されており、降雨などの曇天時にも活発なマルハナバチの活動は非常に評価されています。ヨーロッパ、アメリカ、中国、韓国などではマルハナバチが積極的に野外で利用されており、大きな成果を挙げています。

 残念ながら、日本では商品マルハナバチの屋外での利用は、一部の生態学者により強く反対されています。そのため、マルハナバチの販売会社も積極的に推進することが出来ない状況です。

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