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イチゴに発生する重要な病害虫としては、ハダニ類、アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類等の微小害虫、ハスモンヨトウやオオタバコガ等のチョウ目害虫、うどんこ病、灰色かび病等の病害がある。これらの病害虫が発生した時どのような天敵や薬剤が利用できるのかを簡単に判るように病害虫毎に天敵と薬剤を示した。
病害の対策
病害防除には生物的防除資材は多くないが、天敵類に影響の少ない殺菌剤は多いので、それらを掲載した。これらの殺菌剤も連用すると耐性菌の発達が考えられるので、ローテーション散布に心がける。
うどんこ病
糸状菌の一種で、葉、葉柄、花蕾、幼果、熟果など地上部のあらゆる部分にうどん粉状のかびを生じる。乾燥した時に被害が大きく、病原菌は水に弱い。
生物的防除;ボトキラー
化学的防除;ラリー、サンヨール、ポリオキシン、硫黄くん煙《新こなでん》
灰色かび病
果実を侵す糸状菌で、うどんこ病と双璧。主に果実を侵すが時には根冠部を侵し、株を枯らすこともある。果実に灰色のかびを生じる。見つけしだい除去する。
生物的防除;ボトキラー《ダクト散布機》
化学的防除;アミスター、ロブラール、スミレックス、ポリオキシン
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管理上の注意点 |
・育苗期の管理;病害虫の発生源の多くは苗に付着して本圃に持ち込まれることが多いので育苗期は防除を徹底し、健全苗の定植に心がける。また、定植後ビニール被覆までに間がある場合はアブラムシ等の飛来に対処するため、粒剤の植穴処理を行う。
・病害虫の発生状況の把握;生物農薬は害虫の発生初期に導入する必要があるので、発生状況を把握する。コナジラミ、アザミウマは黄色粘着板、ハダニ、アブラムシは週一回の30枚の葉裏調査、収穫時の監視などによって、病害虫の発生に注意を払う。
・化学薬剤の選択;授粉用にマルハナバチまたはミツバチを利用することを前提に、蜂や天敵に影響の無い薬剤を選んだ。多少でも影響がある薬剤は、その日数等を記した。
・生物農薬導入後の管理;害虫数と天敵の定着、増殖等に注意を払い、害虫の発生が押さえ切れないと判断された場合は化学薬剤を散布する。その後も天敵が活躍できるような薬剤を選んだ。状況に応じて、部分的薬剤散布や部分的天敵放飼を行う。
・物理的防除;害虫の侵入発生を防ぐため、防虫ネット(ハダニ以外の害虫)、黄色灯(ハスモンヨトウ、オオタバコガ等)などもできるだけ取り入れる。 |
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