東海物産株式会社

「お客様と共に前進」する環境対応型企業

植物防疫

植物防疫とは

植物防疫とは、農作物を病害虫や雑草から保護する技術分野のことを言います。
作物保護の主な目的は収量の向上と品質の向上であり、年間を通じて質の良い多様な食品を安価で安定的に供給することを意味します。
これは、農業生産者の利益だけでなく、国民の利益を確保するうえでも非常に需要です。

病害虫

農業は同じ種類の植物を一ヶ所に大量に集め人為的な環境で育てているため、その作物や環境を好む病害虫が多発しがちです。
また、肥料や水が十分に与えられる田畑は、雑草にとっても好都合な場所です。
特に雨が多く高温多湿な気象条件である我が国では、他の先進国と比較して病害虫や、雑草の発生する種類や量が多いと言われています。

雑草

雑草が光や養水分を収奪することで、作物の収量や品質が低下する直接的な雑草害が発生します。繁茂した雑草が作物に有害な病害虫の発生源となり、農作業の妨げになる等の間接的な被害も存在します。
農業にとって雑草は大変重要な問題であり、昔から農業は雑草との闘いと言われています。

農薬

病害虫や雑草による農作物の経済的損失は非常に大きく、減収率の平均は水稲24%、りんご97%、キャベツ67%、トマト36%など実証試験に基づく報告があります。
農作物の被害を防ぐためには様々な方法がありますが、なかでも農薬は他の方法と比べて安定した効果を発揮し、使い方も簡便なことから、防除手段の主力となっています。