東海物産株式会社

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キレート鉄アルファ

一般的に使用されているEDTA鉄は、pH6.5で吸収率が半減してしまいます。
キレート鉄アルファは、EDTA鉄とDTPA鉄を1:1で配合することにより、高pH条件下での鉄吸収率を改善しました。

キレート鉄とpH

鉄は作物の生育に不可欠な必須微量要素ですが、通常の鉄は培養液中の成分と反応して沈殿してしまうため、作物が吸収するためには鉄をキレート態にして安定させる必要があります。
キレート鉄には種類があり、pHによる安定性が異なります。

EDTA鉄:pH7.0まで安定(pH6.5で半減)
DTPA鉄:pH7.5まで安定(pH7.0で半減)
HBED鉄:pH13.0まで安定(pH12.5で半減)

キレート鉄アルファは、一般的なEDTA鉄に安定性の高いDTPA鉄を配合することにより、pHが変動しやすい条件下でのキレート鉄のロスを減少させます。

使用方法

pH7.0以下で管理できる養液・圃場​で栽培される場合、マイクロブレンド2号と組み合わせて添加して下さい。
(参考使用量)
キレート鉄アルファ 培養液25g/t 濃厚原液600g/200L
マイクロブレンド2号 培養液15g/t 濃厚原液400g/200L

主要規格
12(DTPA-Fe50%​,EDTA-Fe50%)
外観性状黄褐色粉体
包装形態5kgアルミニウム袋入り
※注意

微量要素は多量要素と異なり培養液の濃度(EC)に、関係なく一定の量が必要です。
濃厚原液への投入量は、標準培養液への希釈を目安としています。
低濃度(目安としてEC1.2dS/m以下)で、使用する場合は投入量を増やしてください。
微量要素は施用量が多すぎると過剰症が発生しますので、計量には十分注意してください。

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